富士山に登るとき車で行ける?五合目までのアクセス・駐車場・注意点

山道を車で進み、登山口で準備する様子を描いたイラスト

富士山に登るとき、車で行けるのはどこまでか気になりますよね。結論からいうと、車で富士山の山頂へ行くことはできません。自家用車で向かえるのは原則として各登山ルートの五合目付近までで、そこから先は徒歩です。

ただし、五合目まで車で行けるかどうかは、選ぶ登山ルートと訪問日で変わります。吉田・須走・富士宮ルートでは、夏の登山シーズンにマイカー規制が行われるため、指定された駐車場からシャトルバスやタクシーへ乗り換える場合があります。

富士山は車でどこまで行ける?

富士山には吉田、須走、御殿場、富士宮の4つの登山ルートがあります。それぞれの五合目が登山口で、一般車両が利用できる駐車場も用意されています。ただし、五合目から山頂までは登山道なので、車で進めるのは登山口までです。

「富士山へ車で行く」という言い方には、五合目を観光する場合と、五合目から山頂を目指す場合があります。どちらも道路のマイカー規制の影響を受けるため、まず登山口を決め、次にそのルートの規制期間と駐車場を確認するのが基本です。

先に答えをまとめると、車で行けるのは五合目まで。規制期間中は麓や中腹の指定駐車場に車を置き、シャトルバスなどで五合目へ向かいます。

四つの登山口と車での行き方

登山口の標高や登りの標準時間はルートごとに異なります。車での行きやすさだけでなく、歩く距離や下山方法も合わせて選びましょう。標高と時間は、富士登山オフィシャルサイトのルート比較を基にした目安です。

ルート 登山口 標高 登りの標準時間 車で行くときの要点
吉田 富士スバルライン五合目 2,305m 約6時間 規制期間中は富士山パーキングから乗り換え
須走 須走口五合目 1,970m 約7時間 規制期間中はすばしり多用途広場から乗り換え
御殿場 御殿場口新五合目 1,440m 約9時間 マイカー規制はないが、開山期間と道路状況を確認
富士宮 富士宮口五合目 2,380m 約5時間 規制期間中は水ヶ塚公園駐車場から乗り換え

短い時間で登山口から歩き始めたい場合は富士宮ルートが候補になりますが、標高が高く傾斜のある区間もあります。一方、御殿場ルートは自家用車で五合目へ向かいやすい反面、登りの標準時間が長めです。駐車場だけで決めず、自分の体力と下山時刻まで含めて選んでください。

4ルートの登山口・標高・所要時間は、富士登山オフィシャルサイト「登山口と登山ルート」で出発前に確認できます。

2026年のマイカー規制と乗換駐車場

ここでは、2026年度に公式ページへ掲載された情報を例に整理します。マイカー規制の期間、シャトルバスの時刻、駐車場の運用は年度や天候で変わるため、下記は計画を立てるときの目安として使い、出発前に最新情報を確認してください。

  • 吉田ルート:富士スバルラインは2026年7月3日18時から9月10日18時までマイカー規制。規制期間中は富士山パーキングに車を置き、シャトルバスなどへ乗り換えます。
  • 須走ルート:ふじあざみラインは2026年7月1日9時から9月10日18時までマイカー規制。すばしり多用途広場の乗換駐車場から五合目へ向かいます。
  • 富士宮ルート:富士山スカイラインは2026年7月10日9時から9月10日18時までマイカー規制。水ヶ塚公園駐車場からシャトルバスまたはタクシーへ乗り換えます。
  • 御殿場ルート:静岡県の案内ではマイカー規制がなく、開山期間中は五合目へ車で行けます。ただし、登山道の開通状況と道路の通行規制は別に確認が必要です。

静岡県側の乗換駐車場は、2026年度の案内では水ヶ塚駐車場が約870台、須走口側が約340台です。週末やお盆など晴天時は早朝から正午に混雑し、シャトルバスにすぐ乗れないこともあります。水ヶ塚駐車場は有料、須走口側は無料と案内されていますが、料金や運行条件は最新ページを確認してください。

静岡県側では、五合目に駐車しない送迎目的の自家用車も規制対象です。規制ゲートの先まで車で送ってから戻る計画は避け、指定された乗換方法を利用しましょう。

最新の期間と駐車場は、静岡県「富士山マイカー規制」富士登山オフィシャルサイト「各施設の供用期間」吉田ルートの富士スバルライン規制のお知らせで確認できます。

駐車場を選ぶときの確認項目

1. 登山ルートと駐車場をセットで決める

駐車場を先に探すと、車を置いた場所と下山口が合わないことがあります。往復で同じルートを使うのか、別ルートへ下るのかを決め、車を置く場所と帰りのシャトルバスをセットで確認してください。

2. 駐車台数だけでなく、混雑時間も見る

大きな駐車場でも、週末やお盆の晴天時は混み合います。乗換駐車場の満車、バス待ち、タクシー待ちを考え、登山開始時刻に余裕を持たせましょう。静岡県の案内では、シャトルバスは混雑時に乗れない可能性があり、事前予約はできないとされています。

3. 深夜のバス運行を前提にしない

登山バスやシャトルバスは深夜に運行していない場合があります。早朝に着く計画なら、駐車場の開場時刻、始発、最終便、タクシーの利用方法を確認し、帰りの便も先に調べておきましょう。

4. ナビには公式の施設名を入れる

「富士山五合目」だけで検索すると、目的と異なる登山口へ案内されることがあります。「富士山パーキング」「水ヶ塚公園駐車場」「道の駅すばしり」など、選んだルートに対応する公式の施設名で検索してください。路上や私有地への駐車はせず、現地の案内と係員の誘導に従います。

車で行く前に確認したい登山の注意点

開山期間外は、五合目まで行けても山頂へは進めない

富士山の登山シーズンはルートごとに異なります。2026年は吉田・須走ルートが7月1日から9月10日、御殿場・富士宮ルートが7月10日から9月10日を基本としています。開山期間外は山頂方向の登山道が通行止めです。道路が五合目まで開いていることと、登山道を歩けることは別なので注意してください。

道路と天気は出発直前にも確認する

富士山周辺は天候が急変します。大雨などで富士山スカイラインが通行止めになった場合、五合目へのシャトルバスやシャトルタクシーが運休することもあります。出発前に、登山道の開通状況、道路規制、雨雲、雷注意報を確認し、悪天候なら中止や延期を選びましょう。

車移動でも登山装備は必要

五合目まで車で移動できても、そこからは標高3,000mを超える環境を歩きます。登山靴、上下が分かれた雨具、防寒着、ヘッドランプ、飲料、行動食を準備してください。五合目に着いたらすぐ歩き始めず、1〜2時間程度休んで高度に体を慣らすことも高山病対策になります。

頭痛、めまい、吐き気、強い倦怠感などが出たら、登頂に固執せず休憩や下山を優先します。車が駐車場にあるからといって、体調不良のまま無理に下山を続けないようにしてください。

登山ルートごとの入山手続きを確認する

吉田ルートでは、山小屋宿泊者を除き、14時から翌3時まで五合目ゲートが閉鎖され、1日の登山者が4,000人に達した場合も規制されます。静岡県側の3ルートでは、2026年の案内で事前登録、ルール・マナー学習、1人1回4,000円の入山料、14時から翌3時に入山する場合の山小屋宿泊が案内されています。車の手配とは別に、登山側の手続きも済ませておきましょう。

規制内容は変更される可能性があるため、吉田ルートの最新案内と、静岡県側の登山規制を確認してください。

まとめ:車で行くならルートと規制を先に確認

富士山に登るとき、車で行けるのは原則として登山口の五合目までです。車で五合目まで自走できるかは、吉田・須走・御殿場・富士宮のどのルートを選ぶか、そして訪問日がマイカー規制期間に当たるかで決まります。

  1. 登るルートと下山方法を決める
  2. そのルートのマイカー規制と乗換駐車場を確認する
  3. 駐車場の混雑、シャトルバスの時刻、帰りの便を調べる
  4. 開山状況、道路、天気、入山手続き、装備を出発前に確認する

この順番で計画すれば、「五合目まで車で行けると思ったのに、規制で入れない」「車は置けたが帰りの便がない」といった行き違いを減らせます。料金や規制期間は更新されるため、最後は必ず公式情報で確認してから出発してください。

出発前に確認する公式ページ

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