前傾姿勢が楽になる前傾チルト付き椅子。中古で買うとコスパ最強!

座って作業をする際に、最も身体に接しているものといえば椅子

椅子は本当にピンからキリまでありますが、お悩みを抱える方も多いはず。
私もそのひとりです。

4年ほど前に購入した1万円くらいのオフィスチェアをずっと使用してきましたが、自分の身体に合っていないなと薄々感じていました。

そこで1ヶ月以上かけて調査をした上、自分にピッタリの椅子にめぐり逢うことに成功。

調査をする中で特に重視していたのが、前傾姿勢になることができるという条件です。

もともとPC作業向けのオフィスチェアは、リラックスして作業ができるように座面が後ろへ傾いている製品が多いんですね。

ですが、

  • 椅子の調整の限界
  • 机の高さ
  • キーボードの位置

などの制限により、上半身が前のめりになってしまうことがよくありました。
悪い姿勢で長時間座りっぱなしの作業は、腰にもきますよね。。

ということで今回は、前傾姿勢が取れることを重視して検討していた3つの椅子をご紹介します!

購入前に決めた条件と、候補に上がったそれぞれの椅子のメリットデメリット

そして最後には、私の購入した椅子についてもレビューもありますよ!

ずっと使用していた安い椅子の不満ポイント

私が在学中から使用していた椅子は、某国内大手通販サイトで購入した、座面と背面がメッシュでハイバックタイプのオフィスチェアです。

無段階で背もたれの角度を変えることができ、肘掛けやヘッドレストも付属して1万円。
見た目も高級なオフィスチェアに似ていて、当時は良い買い物をしたと思っていました。

ですがしばらくすると「なんか身体に合わないなぁ。。」と思うように。

その原因として考えられるのは、もともとの椅子の構造座面のヘタりです。

冒頭でも言及しましたが、普通のオフィスチェアは背もたれに寄りかかりやすいように座面が少しだけ後ろへ傾いています。

さらには一番重みがかかっている座面のクッションの奥の方が潰れてきて、もっと腰が後ろへ傾くようになります。

30分間動画鑑賞をするくらいならこの姿勢も楽でいいのですが、1日中座っているのはかなりキツイ。。

PCでの作業をするためには、手を前に出してキーボードを打たないといけません。
おのずと上半身は前傾姿勢になり、かなり姿勢が悪くなります。

安い(けど高く見える)椅子は、見た目は確かに良いです。
ですが、素材の耐久性を犠牲にしていたり、設計が雑(肘掛けが調整不可で低すぎる、座面を一番下まで下げても高すぎる、)だったりすることを学びました。

ちゃんとした椅子を安く買いたい

そして椅子を新調することに。

条件としては、

  • PC作業時の前傾姿勢をうまくサポートしてくれること
  • 背もたれの形状や、肘掛けの調整、座面の耐久性などに定評があること
  • 安いこと(とても大事)

1つ目の前傾姿勢に関しては、思っていたより製品が充実しているなと驚きました。

高級チェア業界では一定の需要があるようで、選ぶ上で困ることはないと思います。

2つ目の機能の評判について。

例えばひとくちに「背もたれが快適になるよう設計されている」といっても、色々あります。
背もたれのカーブの形状を変えられるものから、クッションでサポートするものなどなど。

小柄な日本人の体格に合うように調整も重ねられているので、自分と同じような体格の方の口コミも結構参考になります。
とにかく、自分の身体に合ったものを見つけるのが重要ですね。

そして3つ目、できるだけ安く買えること。

お値段というのは切実な問題です。

しっかりした椅子というのは、本当にお値段がピンキリ。
何十万円もする製品にはいつか座ってみたいものです。

しかし残念ながら、現実はそう簡単ではありません。

節約を重ねても出せる金額には限界があります。

ということで今回は上限として、私自身が出せる限界として5万円としました。

新品だと、まずこの値段では買うことができません。
中古になってしまいます。

「リサイクルショップでボロボロのを買うの?」「値段も状態もそれぞれだし、一点モノでは?」
といった心配はありません。

実は高級チェアは企業がロット単位で大量導入していることが多く、買い替えなどによって放出された型落ち品が安く出回っているのです。

相場感としては状態にもよりますが、目立った日焼けや欠陥がないもの(擦り傷程度)のものでも、たいてい半額以下で買えると思います。

ということで下手に安いものを新品で買うよりも、中古で買うほうがおすすめ。

今回は破れや傷、欠け、大きな日焼けなど、目立った欠陥がないものを検討していきます。

安さを追求する上でもう一つ気にすべきは送料。

高級チェアは重く大きいので、同じ県内の配送でも3000円以上はすることが多いです。(場合によっては1万円を超えることも)

今回は関東へ配送するという前提で、送料を考慮します。
送料別の製品なら3000円~8000円ほど。

これらの条件を満たす、椅子は3つありました。

さっそく順番にご紹介していきます。

文房具で有名なメーカー「コクヨのベゼル」

まず1つ目の椅子は、コクヨから。

コクヨといえば文具で有名ですが、他にも色々なオフィス製品を作っており、椅子もその一つ。
特にコクヨは、高級チェアで一定の評価を獲得しています。

コクヨのラインナップする「ベゼル」は前傾チルト機能を備えた椅子。

座面の前の縁が20mm(3度)前傾させることが可能です。

オプションとしては、可動ヘッドレストの有無、肘かけ(可動 or 固定)、腰のサポート調整機能の有無といったところ。

中古市場での流通量としてはまずまずで、状態を考慮すると、本体のみで3.5万円前後のものが多いです。

送料を入れると、4万円ちょっとで購入できるかと思います。

個人的には見た目のスタイリッシュさが好きですね。
カラーリングも一番人気なのは黒ですが、他のカラーもシックな印象で良い色です。

国産高級チェアの代表「オカムラ サブリナ・スタンダード」

オカムラといえば、最強の高級チェア「コンテッサ」や「バロンチェア」で有名なメーカーです。

フェラーリやBMWの高級車のデザインを手掛ける会社、イタルデザインが協力していることでも有名。

オカムラのラインナップの中で「サブリナは、前傾チルト機能を持つ椅子の一つです。

注意点は、前傾できるのはサブリナのスタンダードというモデルのみ

もう一つあるスマートオペレーションというモデルには前傾チルト機能は非搭載です。

そしてこのサブリナ・スタンダードも流通量はまずまず。

価格帯としてはベゼルと同じくらい。

ブルーとライムグリーンのカラーが人気で、暗めの色はあまり出回っていない印象です。

独特の流線型のデザインが気に入ったならおすすめですね。

多サイズ展開でお手頃モデル「オカムラ シルフィー」

最後に紹介するのは、同じオカムラから出ている「シルフィーです。

サブリナはコンテッサに似ていますが、こちらのシルフィーはバロンチェアに似ています。

シンプルながらも、前傾チルトは搭載しており、肘かけも可動タイプをラインナップしています。

注目すべきは流通量。

もともとオカムラの椅子の中ではお手頃で、人気が高いのでしょう。
タイミングにもよりますが、ベゼルやサブリナの3倍くらいの数が流通している印象です。

もともと安いことが、中古価格にも反映されていました。

上記2つと比べると10%~20%ほど安く購入できると思います。

流通量が多いので、カラーも選び放題。
レッド、ブルー、グリーン、オレンジ、ブラックなどなど。椅子本体のフレームも黒と白のモデルがありますよ。

購入した椅子を本気でレビュー

ここまで3つの椅子をご紹介してきました。

もう気づいているかもしれませんが、私が購入したのは「オカムラ シルフィー」です!

理由としては、やっぱりお値段が魅力的だったのと、欲しかったブラック製品で状態が良いものが見つかったからです。

企業の入れ替えタイミングや、その時々の状況によって相場は変わるので参考にならないかもしれませんが、私が購入したものは2019年製で送料込み32000円でした。

日焼けや傷も見当たらず、説明書まできれいな状態で付属してきました。

使用感としては想像以上で、座っているのがかなり楽になりました。
特に肘掛けが高さだけでなく、傾きや前後に調整できるのは思っていたより便利で、嬉しい誤算です。

また他の方のレビューでは「窮屈だ」という意見をよく見かけますが、そんなことはありませんでした。(173cm 68kg・中肉中背です。)

確かに椅子の上で膝を抱えたり、あぐらをかいたりするには少し座面が狭いかもしれませんが。

ちゃんと設計された椅子はこんなにも違うのか!と感動し、同じような悩みを抱えた友人に紹介してみたところ、その場で購入していました笑

今回紹介してきた前傾チルト機能を搭載した椅子は、値段以上の価値があると自身を持って言えます。

金額で悩んでいるなら、ぜひ実店舗で座ってみて、その違いを体感しましょう。

まとめ

今回は3つの前傾チルト機能を搭載した椅子を紹介してきました。

重視するポイントは人それぞれだと思いますが、数千円の安い椅子からの買い替えならしっかり違いを体感できると思います。

ぜひ自分にピッタリのチェアを見つけて、快適な環境を手に入れましょう!

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